子供の成長に欠かせない栄養素その2過剰摂取は要注意!知っておきたい子供に必要な葉酸の目安

引き続き、子どもの発育と葉酸について見てみることにしましょう。

1歳から幼稚園までの「栄養と葉酸」

1歳頃から、離乳食から幼児食に移行しますが、食事バランスは(基本的に)大人と同じように考えてください。食事の量は「大人の半分くらいの量」が目安ですが、お子さんの年齢や運動量によって必要な栄養量は異なります(注:3歳~5歳のお子さんであれば、1日あたり平均1,300キロカロリーが必要です)。

また、普段の食事に加えて、1日あたり1~2回間食(おやつ)を与えても構いません。間食時には、果物や乳製品を与えると、葉酸をはじめとした「必要な栄養素」が補えるのでおすすめです。

小学生のお子さんと葉酸

お菓子

成長期になると、体の発育に伴って、より多くのエネルギーが必要になります。小学生の低学年に入ると、何でも食べられるようになり、食欲も旺盛になります。

ただし、この時期は「間食の機会が増える」ことで、食事のバランスが偏りやすくなります。特に、スナック類を多く摂取すると、ビタミンやカルシウム、たんぱく質の不足が心配です。

健康を損なわないためには、三食規則正しく食べるようにし、野菜、果物、乳製品や魚、肉類などから、必要な栄養を取るようにしましょう。

間食をする場合は、甘い物を控え、果物や豆類、ナッツ類など、体に優しいおやつを用意してあげてください。特に果物は、不足しがちな葉酸やビタミンを補うのに最適な食品です。

子どもと生活習慣病

小学生になると、子どものうち3~4人に1人は「肥満か、痩せ気味」の問題を抱えるようになります。大切な成長の時期には、生活習慣病にかからないよう「栄養のバランスを第一」に、献立を考えてあげてください。

中・高生のお子さんと葉酸

思春期になると、ダイエットを目的に「主食を抜こう」とするお子さんが出てきますが、10代(思春期)のダイエットは大変危険です。

主食や偏食をすると、栄養不足から、めまいや立ちくらみのほか、摂食障害の発症リスクが大きくなります。また、必要な栄養が不足すると「体の成長がストップ」し、骨や脳、臓器、細胞の正常な働きをブロックしてしまいます。

思春期は、新陳代謝も活発なので(バランスの良い食事を心がければ)太る可能性はほとんどありません。健康的なスタイルを心がけるのなら、スナック菓子を止めて、ビタミンが豊富な野菜や果物を食べるようにしましょう。

また、鉄分やカルシウムの豊富な牛乳や小魚など、成長期のからだづくりをサポートする食品は、この時期には「意識して取りたい」食品です。

栄養は、食事から摂取するのが望ましいですが、必要があれば、サプリメントなどでビタミンやミネラル、カルシウムを補っても良いでしょう。サプリメントを取り入れることで、食事で足りない栄養分を手軽にカバーすることができます。

葉酸で学力が向上するってホント?

勉強

葉酸を多く摂取している子どもは、摂取していない子どもより学力が高く「成績が良い」という、興味深いデータが(北欧のスウェーデンで)発表されています。

葉酸には、細胞の再生、脳や神経の機能をサポートする働きがありますが、葉酸の摂取が学校での成績や学力の向上にも作用していたとは驚きです。お子さんの学力アップのためにも「推奨される葉酸」を積極的に取るようにしましょう。

過剰摂取はNG!

過剰摂取は禁物です。どんなに「体に良い栄養素」でも、体には受け入れられる量(許容量)が、あらかじめ決まっています。大量の栄養素は、体や内臓に負担を掛けるため、必ず推奨される量を守って摂取するようにしましょう。

過剰摂取の目安は?

ここでは、過剰摂取の目安を見ておくことにしましょう。以下の基準値を超えた摂取は、過剰摂取により、アレルギーや副作用の発症リスクが高くなります。

【葉酸】過剰摂取の目安
1~2歳 200μgまで 10~11歳 700μgまで
3~5歳 300μgまで 12~14歳 900μgまで
6~7歳 400μgまで 15~17歳 900μgまで
8~9歳 500μgまで 18~20歳 900μgまで

日本人の食事摂取基準(2015年度版)を参照

仕様上の注意書きを見ると

泣いてる赤ちゃん

「葉酸サプリメント」にある注意書きを見ると「アレルギー体質、体調の優れない方、お子様は、医師や薬剤師に相談の上、服用してください」と書かれています。サプリメントは、成人が摂取することを想定して、中に含む栄養を配合しています。

小さなお子さんが(大人用)サプリメントを摂取すると、過剰摂取による体調不良などが心配です。サプリメントは、スナックやお菓子とは違い、多く取ることで体に負担をかけることになります。

「お子さんに必要な栄養素」は、できるだけ食事から取れるよう、毎日の献立を工夫してあげてください。また、お子さんにサプリメントを与える場合は、必ず「子ども用」の商品を購入するようにしましょう。

大人用サプリメントは危険

大人用のサプリメントは、1粒あたり300~400μgの葉酸が含まれています。お子さんが誤って食べないよう、手の届かない場所で保管しましょう。

子ども用サプリメント

お薬

お子さんの体に合わせた「子ども用サプリメント」が販売されています。お子さんは、食事から栄養を摂取することが望ましいのですが、必要に応じて、子ども用の商品を取り入れるのも良いでしょう。

子ども用の商品は、お菓子の中に必要な栄養を配合したもの、ゼリータイプ、フルーツ味など、小さなお子さんでも「嫌がらずに服用できるよう」味付けや食感に工夫が施されています。

お子さんのサプリメントは、成分表示を見て!

子ども用サプリメントの中には、天然成分で作られたものと、化学的に合成し、製造されたものの二種類があります。
また、添加物が配合されたものや無添加の製品など、各メーカー、商品によって配合される成分は、それぞれ異なります。お子さんの健康のためには「安全に服用できる商品」を購入しましょう。

ドラッグストアで購入する場合は、店舗内の薬剤師さんに相談すると安心です。

葉酸サプリはどれがいい?

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