健康的な老後生活に欠かせない高齢者こそ葉酸の摂取が必要!「アルツハイマー型認知症、脳梗塞、心筋梗塞の予防に」

高齢化が進むいま、葉酸不足は深刻な問題となっています。葉酸を摂取することは「健康な老後を迎える」ことと直結します。

葉酸は、アルツハイマー型認知症の発症を抑える

シニア世代問診

実際に、海外の研究機関でも「葉酸がアルツハイマー型認知症や脳梗塞、心筋梗塞の予防に繋がる」との結果を発表しています。ここでは、シニア世代が抱える「葉酸不足」の問題について詳しく説明しましょう。

シニア世代・葉酸が必要な理由

葉酸は、血中のホモシステイン値を抑える働きがあります。ホモシステインとは、必須アミノ酸の一種で、たんぱく質とアミノ酸(メチオニン)の代謝過程で発生する成分です。

メチオニン→(代謝)→ ホモシステイン

血中のホモシステイン濃度が上がる(ホモシステインが血中に流れ出る)と悪玉コレステロールと結びつき、動脈硬化の発症リスクが高くなります。また、ホモシステイン濃度が上がると、アルツハイマー型認知症の発症する確率も高くなります。

ここで必要となるのが「葉酸」です。葉酸は、ホモシステインを「解毒作用」のあるシステインやメチオニンに変換してくれるのです。

葉酸 → ホモシステイン →(無毒化)→ システインもしくは、メチオニンに変換

ホモシステインの濃度を下げるためにも、葉酸を摂取するようにしましょう。特に、ビタミンの吸収率が下がるシニア世代(50代~60代以降)の方は、葉酸不足にならないよう注意してください。

葉酸不足は、妊婦さんだけじゃない!

「葉酸=妊婦さん」というイメージが強いのですが、葉酸は妊婦さん以外にも必須の栄養素です。特に、栄養の吸収率が落ちる30代以降は、意識して葉酸やビタミン類を取る必要があります。

シニア世代で最も多いのは(ビタミン不足で起こる)動脈硬化やアルツハイマー型認知症、骨粗しょう症です。

1日あたり、必要な葉酸の量(シニア世代)

不健康な血管

厚生労働省の発表によると、50代~70代以降のシニア世代や「1日あたり240μg」の葉酸を摂取するよう推奨しています。しかし(国内の)研究者の間では「240μgでは少ない」と考える傾向が強いです。なぜなら、先進国の多くでは「1日400μgの葉酸摂取」を推奨しているからです。

また、研究データでは、1日400~500μgの葉酸を摂取した人(被験者)は、動脈硬化やアルツハイマー型認知症、心不全などの発症リスクが半減していることが分かっています(参考文献:Chui R et al. Stroke 41, 1285-1289, 2010)。

葉酸の量は足りている、足りていない?

厚生労働省のデータでは、20代~70代以降全ての成人は「1日240μgの葉酸摂取が望ましい」としています。

しかし、30代以降になると「栄養の吸収率」は年々下がっていきます。このため、全ての年代が同じ「1日あたり240μgの葉酸」を摂取するには無理があります。また「1日240μgだけでは、葉酸不足で動脈硬化が進行するのでは?」と考える医師も多いです。

1日1,000μgを越える葉酸の摂取は(過剰摂取のリスクがあるため)危険ですが、400μg~500μgの葉酸摂取は、疾病リスクを下げる可能性が高いです。

薬を服用中の方は、お医者さんに相談しよう!

過剰摂取では無い限り、葉酸の摂取で体調を崩すことはありません。しかし、処方箋との兼ね合いで、薬の効きが悪くなることがあります。現在、薬を服用中の方は、医師や薬剤師さんと相談してから、飲む栄養補助食品やサプリメントを考えるようにしましょう。

毎日の運動量で「エネルギー摂取量」は変わる

毎日の運動量によって、必要なエネルギー摂取量は変わってきます。運動をする機会が少ない方は、1日あたり1,450~最大1,850キロカロリーを目安に食べるものや献立を考えるようにしましょう。

また、運動量の多い方(日常的にジョギングやスポーツの習慣を持っている方)は、1日あたりのエネルギー摂取量も高く設定されます。

70代以降に必要なエネルギー摂取量(1日あたり)
性別/運動量 ほとんど動かない、運動の習慣がない 日常生活で散歩や買い物など動く機会は比較的多い 毎日、動く機会が多い余暇はスポーツなどを積極的に楽しんでいる
男性 1,850kcal 2,200kcal 2,500kcal
女性 1,450kcal 1,700kcal 2,000kcal

健康的な食事

筋力の落ちている方は、葉酸やたんぱく質、カルシウムなどを意識して取りましょう。葉酸やたんぱく質は、健康な筋肉を作り、葉酸とカルシウムやは、骨粗しょう症を予防し、丈夫な骨をつくってくれます。

葉酸欠乏性貧血に注意

年齢を重ねると、ビタミンの吸収率が少なくなります。このため「葉酸欠乏性貧血」にかかる可能性が高くなります。

葉酸欠乏性貧血は、血中の葉酸(ビタミンB9)が少なくなることで起こる症状です。脱力やめまい、貧血などの症状を感じたら、医師に相談し、適切な治療を受けてください。葉酸欠乏性貧血の場合は、ビタミンの経口投与などで症状が改善します。

また、普段から「葉酸欠乏性貧血」にならないよう、1日300~400μgの葉酸を摂取するようにしましょう。

葉酸は、シニア世代の「健康に欠かせない」栄養素

いかがでしたか? シニア世代の方にとっても、葉酸は「毎日の健康に欠かせない栄養素」です。葉酸欠乏性貧血のほか、動脈硬化、アルツハイマー型認知症の予防のためにも、必要な葉酸やビタミンをしっかり取るようにしてください。

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