葉酸を飲む前にチェックしたい5つのポイント葉酸を摂取する際の注意点「アレルギー体質の人は要確認」

健やかな毎日に欠かせない「葉酸」ですが、摂取する際には、いくつか気をつけたいポイントがあります。ここでは「葉酸を摂取する際の注意点」について、説明したいと思います。

葉酸・摂取する際の注意点

葉酸を摂取する際は、以下のポイントに気をつけて服用してください。

葉酸摂取の注意ポイント5つ!

  1. 過剰摂取
  2. アレルギーについて
  3. 他の薬との飲み合わせについて
  4. 安全な方法で摂取する
  5. 取るタイミング

それぞれの項目について、以下で詳しく説明しましょう。

過剰摂取について

かぼちゃ
成人1日あたりに必要な量は、240μgとされています。妊娠中の場合でも480μg、授乳中の場合でも340μgの葉酸で必要な量はカバーできます。

1,000μgを越える過剰摂取は、じんましんや発熱、過敏症などの「アレルギー反応」を起こしてしまいます。サプリメントや栄養補助食品で(葉酸を)摂取する場合も、必ず容量や用法を守って、必要な量だけを摂取するようにしましょう。

アレルギー

野菜や果物に含まれる葉酸自体に、アレルギー反応を起こす可能性は(ほとんど)ありません。ただ、栄養補助食品やサプリメントで補う場合は、体調や体質によって「体に合わない」ことがあるので注意が必要です。

アレルギー体質の方がサプリメントを服用する場合は、使用原材料を確認し、必要があれば医師に相談するなど、安全性を確かめた上で服用しましょう。

他の薬との飲み合わせ

クリニック
葉酸は「医薬品では無い」ため、他の薬との飲み合わせに原則として悪い影響はありません。ただ、抗リウマチ薬など「葉酸の代謝を抑える薬」は、併用しないようにしてください。また、以下の薬と併用することで、葉酸の吸収が抑えられてしまいます。これらの薬との飲み合わせには十分注意してください。

葉酸と飲み合わせの良くない薬
睡眠薬(バルビツール) 経口避妊薬(ピル)
抗生物質(クロラムフェニコール) 抗ガン剤(メトトレキサート)
抗けいれん薬(フェノバルビタール) 抗マラリヤ薬(ピリメタミン)
抗腫瘍薬(フルオロウラシル) 抗腫瘍薬(カペシタビン)
解熱鎮痛剤(アスピリン) 抗炎症薬(スルファサラジン)
コレステロール降下薬(パンクレアチン) 合成抗菌薬(トリメトプリム)
抗てんかん薬(バルプロ酸) 抗てんかん薬(フェニトイン)
胆汁酸吸収剤(コレスチラミン) 胆汁酸吸収剤(コレスチポル)

コップの水

上記の薬を服用している方は、薬の用法を守り、正しい方法で(サプリメントを)併用してください。また、葉酸の吸収率低下が心配な場合は、サプリメントを服用するタイミングをずらすようにしましょう。

投薬治療中の方

投薬治療中の方は、薬の種類によって「他のサプリメント服用を控える」必要があります。自己判断せず、必ず医師か薬剤師に相談した上で、正しい方法で服用するようにしましょう。

投薬による過剰摂取を控える

既に葉酸欠乏症の治療で、ビタミンB剤や葉酸剤の処方を受けている方は、葉酸の過剰摂取にならないよう、サプリメントの併用は控えるようにしましょう。

安全な方法で摂取する

サプリメントは、大きく分けて二種類あり、天然を主成分にしたものと、化学合成してつくられたものに分けられます。葉酸も同様に、天然由来の原料で作られたものと、合成して生成された物の二種類があります。

サプリメントの種別 主成分 メリット デメリット
天然由来のサプリメント 野菜や果物など、食品に含まれる葉酸を抽出し、使用 食物(植物)由来なので安心 値段が高い/特有のにおいがする
合成原料のサプリメント モノグルタミン酸など、科学的に抽出された葉酸を使用 価格が手頃/飲みやすい 天然成分と効果が異なる/石油が主成分

畑

天然由来のサプリメントは「植物由来なので安心」という声も多いですが、天然由来でも、農薬や添加物、保存料が含まれてるものがほとんどです。

中には、オーガニックを売りにしたサプリメントもありますが「天然だから安心」と油断せずに、きちんと成分表示を確かめてから、購入するようにしましょう。

葉酸の安全性

合成原料のサプリメントでも「化学的に生成されたものだから危険」という訳ではありません。実際に、厚生労働省は体内の吸収率に優れた「合成葉酸の摂取を推奨」しており、葉酸の安全性については、さまざまな意見や考え方があります。

葉酸を取るタイミング

葉酸を食事で取る場合は、タイミングを意識する必要はありませんが、サプリメントで取る場合は、胃腸のコンディションを考え「空腹時は避けるよう」にしましょう。食後や食間のタイミングで摂取すると胃腸の負担も少なく効果的です。

また、飲酒した直後は、葉酸やビタミンの吸収率が低下しています。サプリメントを服用する場合は、時間を空けてから摂取するようにしましょう。

葉酸・摂取後気をつけるポイント

アレルギー

サプリメントの中には葉酸以外の野菜、果物、ビタミンなどの成分ブレンドされることが多いです。中には、体質に合わない食品が含まれているかもしれません。葉酸(サプリメント)の摂取後、アレルギーや体調不良を感じたら、ただちに服用をストップしましょう。

こんな症状が出たら?

代表的なアレルゲンには、卵、乳製品、そば、小麦、えび、かに、落花生がありますが、このほかにも、りんご、パセリ、大豆、オレンジ、キウイ、ほうれん草、カボチャなどで、アレルギー反応を起こすケースが報告されています。

果物と野菜に含まれる代表的なアレルゲン物質
大豆 ココナッツ パセリ たまねぎ
イチゴ 小麦 大麦 オレンジ
スイカ ニンジン ジャガイモ メロン
りんご マンゴー キウイフルーツ カシューナッツ
くるみ もも わさび カボチャ
ほうれん草 トウモロコシ アーモンド 落花生
アレルギーの調べ方

アレルギーの検査は、血液検査や皮膚パブリックテスト、食物除去試験、食物負荷試験などで調べることができます。アレルギーが気になる場合は、総合病院や皮膚科医に相談し、検査を受けてみてください。

日々の摂取方法について注意点(まとめ)

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葉酸を含め、必要な栄養素は食事とサプリメントで補うことができます。ただし、薬との飲み合わせや飲むタイミングによって、栄養の吸収が抑えられることがあります。

葉酸の正しい摂取方法

薬の成分やサプリメントの成分によっては、アレルギー反応や副作用が出ることがあるので注意が必要です。サプリメントは、正しい容量と用法を守って服用してください。

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