葉酸は、飲むだけではありません。私たちが普段使っているスキンケア商品にも、沢山の葉酸が使われています。ここでは、葉酸を使ったスキンケア用品や、変わったアイテム(葉酸の美容品)についてご紹介しましょう。
葉酸をつかったスキンケア商品
「葉酸」は、化粧水や乳液、クリームのほか、シャンプー・リンス、スタイリング剤にも使用されています。お使いの化粧品を見て「FOLIC ACID」と表示されていれば、それが「葉酸の成分」を表したものです。
葉酸はビタミンを肌や頭皮、毛髪に補給するために使用(配合)されています。多くは「皮膚のコンディションを整える」ために葉酸を使います。実際、肌荒れの改善を目指したスキンケア商品にも、多くの葉酸が使われています。
ハンドクリームの中にも(製品によって異なる)葉酸が含まれています。自宅にあるヘアケア剤、医薬品、スキンケアクリームなどをくまなくチェックしてみましょう。
オーガニックブームと葉酸
最近では、オーガニックブームに後押しされ、自然派のサプリメントや栄養補助食品、美容品、スキンケア用品が注目を集めています。
葉酸にもさまざまな商品がありますが、天然成分のサプリメント、酵素入りドリンクなどが女性の間で人気です。
ただ「葉酸=野菜」というイメージが強いのか、葉酸を前面に出したスキンケアラインやブランド化粧品は多くありません。その代わりに「葉酸=妊婦さん」というイメージが強いのか、ストレッチマーク(妊娠線除去)専用スキンケアクリームには(いくつか)葉酸が含まれていました。
肌荒れの改善に葉酸!
葉酸は肌の内側だけで無く、外から補うことでターンオーバーの働きを促進します。肌荒れ、しみ、たるみが気になりだしたら、内側と外側の両面から葉酸を取り入れてみましょう。
ただ、外側からのケアは、肌に合わない場合も多いので、必ずパッチテスト(アレルギー反応の試験)をしてから使用してください。
葉酸で肌は、どう変わる?
多くの化粧品、スキンケアアイテムで葉酸が使われているように、葉酸は肌の修復機能を高め、肌細胞の生まれ変わり(ターンオーバー)を促進します。このため、肌荒れやにきび、頭皮トラブル、乾燥肌の改善に、葉酸の効果が期待されています。
肌荒れが悪化するのは、こんなとき!
肌トラブルを抱えやすいのは、紫外線の影響が強い時期、室内が乾燥しやすい真夏と真冬、ホルモンバランスの乱れやすい梅雨の季節です。
また、ストレスが重なると、ホルモンバランスが崩れて肌のターンオーバーが正常に働かなくなります。新陳代謝が落ちると、肌の生まれ変わりが衰え、肌のくすみ、過剰な皮脂、毛穴のつまり、ニキビなどができやすくなります。
ストレスの溜まりやすい時期には、葉酸で必要なビタミン・栄養を補うようにしましょう。また、葉酸には神経をリラックスさせる効果があります。ストレスを抱えないためにも、必要な葉酸は不足しないよう(サプリメントなどで)毎日取るようにしましょう。
葉酸とスキンケア・成功のポイント
外側のアプローチだけでは、肌環境の改善に時間が掛かってしまいます。肌を短期間で美しくするには、内側からのケアも忘れないようにしましょう。
内側から葉酸を取り入れると、肌の修復機能を助け、肌の生まれ変わるサイクルが正常化されます。加齢によるシミやくすみ、紫外線が原因の日焼け、色素沈着、ニキビ(大人ニキビも含む)も、必要な栄養を補うことで症状が改善できます。
まずは葉酸を取り入れて、内側から輝く肌を目指しましょう。また、外側からのケアは「水分補給と保湿」に重点を置き、乾燥しない状態を保つようにしましょう。適度に水分が行き渡れば、新陳代謝が高まり、肌の生まれ変わるスピードも正常になって行きます。